管理人のブラジル回想記

 

No0 はじめに。

高校生の頃、漠然とブラジルでサッカーがしたいと思っていた。

下手くそだという自覚がない身の程知らず…簡単に称してしまえばそんな感じのクソガキでした。

 

某名門校に入学し、部活を辞め、某J下部のBチーム(要するに大したことなかったわけです)と社会人チームの掛け持ち。

ごく一部を除き、学校のクラス内では後ろ指されていたなと、改めて思う。

そりゃあ、部活をリタイヤした奴がブラジルで成功なんて誰も思わないよね。

それでも意地になってブラジル行きを語っていた。

 

近所の芝生の公園で、ひたすらボールを蹴っていた。

今でも忘れない。

夕方真っ暗になって、小さな街灯が頼り。

桜の木の間がゴールマウス。

シュートを打つのも何故かループシュート狙い。

(強シュートが下手なのは、このせいかもしれない・笑)

高校2年の時に出会った元ブラジル留学生。

高橋さんという方だった。

『頑張ればプロになれるよ』そういつも言ってくれていた。

彼はシュートを狙うとき、いつもファーサイドへループだった…。

狭い密集地帯では、浮き球でパスを配球していた…。

今の僕のプレースタイルの参考だった。

 

高校を卒業し、バイトと練習の日々。

所属していたチームは日曜と木曜のみの練習。当然自主練が主になる。

※余談になるが、木曜の夜、体育館でボールを蹴っていたことが、現在フットサルを始めた原点かもしれない。

近所の子を捕まえ、ボールを投げてもらい、基本練習。

4人集まれば常に3対1。セルジオ越後氏の『ブラジルサッカーの基本は鬼回し』に感化され、そんなスタイルでボールを蹴っていた。

 

そして、暑い夏、怪しい二人組が声をかけてきた。

ニューヨークヤンキースのシャツと神風のTシャツ。いかにも怪しい…。

『ケンカ売られるかな…』と頭の中をよぎる。

 

続く