管理人のブラジル回想記

※実話を過去の日記に基づいて回想しております。

 

No53

 

さて、ウニオン・クルゼイレンセで火曜日恒例だったのがカミニャーダ(長距離走)である。

 

毎週火曜日の朝。

ちょっと朝食へ向かう足取りがみんな重め…。

朝食は決まってパン屋が配達に来る焼きたてのプチフランスパン。

一人あたり2個。それにスーパーで買ってきたりするピーナッツクリームか何かを塗って食べるのが楽しみだった。

牛乳をたっぷり入れたコーヒーが美味いのだけれど、僕は火曜日だけは牛乳をコーヒーに入れなかった。

牛乳は乳酸の関係で疲労が早い…と聞いたので、長距離走とわかっている火曜日だけは、牛乳が疲労を早めるのではないかと不安で、コーヒーに入れることが出来なかった…そんな甘い考えだった。。

 

ぶっちゃけた話、きっと多少の牛乳が入ったところで、関係なかったと思う。

 

長距離走は8キロ。

山道をずーっと走る。

民家なんかない。

牛だの馬だのを放牧してある山があって、その道をひたすらまっすぐ走る。

忘れもしない、道が二つに分かれるところが折り返し地点で、そこまで行ったら引き返す。

 

スタートして、ほんの数百メートルは石畳の道で、住宅地を走るのだけれど、その道で最年長のハット(33歳)がトップを走る。

それに林と北西がついていって、僕と小高が追うという感じでいつも走っていた。

 

とにかく自分との戦いだよね。

 

ブラジル人達はハット以外、いい加減に走るわけで、僕らは絶対に負けられない。

そう、ハット以外。

ハット、あのおっさんが異常に速いんだ…。

 

タイムをいつも計っていて、いつもハットが1番で、林が2番。

北西が3番、ちょっと離れてその次が僕。小高も大して変わらない。

 

ハットは30分を切って帰ってきていた。

僕は34分とかだったから、その差はあったよね。

他のブラジル人選手は36分ぐらいだったと思う。

 

汗だくでピッチに戻って腹筋がお約束のメニュー。

 

今思えば…火曜日のカミニャーダって、楽しかったな。

 

続く