管理人のブラジル回想記

No6

サンパウロのリベルダージ地区は、有名な東洋人街ということもあり、日本語や漢字に溢れている。

大阪橋と呼ばれる橋には、神社もないのに大きな鳥居。

僕の泊まったホテルは富士パラセホテルといった。

日系人のおじさん、おばさんがフロントに常駐。日本語も全然平気。

日本から来た初日に日本語使いたい放題とは、何とも気が抜けてしまう。

フロントのロビーには、週刊少年ジャンプだし。

 

さて、一歩外へ出ると、やはりブラジルなのです。

坂道の下は、いかにも危ない感じで、昼間でも、あまり近づかない方がいいというアドバイス。

麻薬組織の噂もあるという…。

やはりブラジルだった。

 

で、練習に参加するサントス市、ジャバクアラACを訪問。

ひどいグランドだった…一年中水たまりが無くならないというピッチ、椅子があるのだかないのだかわからないスタンド。体育館に至っては、照明がついていても薄暗い。

日本の小学校のほうが数十倍綺麗だし、機能的だと思った。

 

そんな中でも、バレーボールをする子供達の姿があった。

バレーボールはブラジルでのNo2スポーツ。

みんな楽しそうだ。

 

近所には有名なサントスFCがある。

あの『神様』ペレがいたクラブだ。

役員室に通され、ジョルジさんが楽しそうに話している。

ポルトガル語のわからない僕には苦痛でしかない…。

 

『昨日ペレが来たそうです…お金を使い込んだ役員を全部クビにしたそうです…』

うーん、昨日来て、ペレに逢いたかったな…。

 

続く