管理人のブラジル回想記

※実話を過去の日記に基づいて回想しております。

 

No64

大会再開の当日。

試合は午後のため、午前中はみんなゆっくりしていた。

そんな中で、僕は20周を走ることにした。

当たり前。本当は試合に出たいけれども自業自得。

 

徒歩で向かった会場。

試合は序盤から優位に進む。

僕は簡易スタンドでの観戦。

 

次々とゴールが生まれる。

 

5−0危なげなかった。

終了間際、孝が2枚目のイエローで退場…次節での出場停止が決まる。

 

孝の第一声は、『サイトウさんの気持ちがわかりましたよ…』だった。

うーん、複雑・笑

 

その翌日、

朝からちょっとハットの様子がおかしい。

どうした?と聞くと、『昨日、側の救急病院で、人が撃たれて死んだんだよ』と言った。

サッカーが原因でもめて、その場は収まったらしいが、救急病院の前で再会し、逆上した側が持っていた銃で撃ったらしい。

それがすぐ側であったと思うと…ブラジルなんだなぁと思ってしまった。

 

5/29

先日試合をしたセレソンジュニオールとの再戦。

前回負けているので、絶対勝たないと…。

 

メンバーは同じなのに、何故かこの日は試合は優位に進められた。

2−0でリードして、僕の中でも有数のゴールが生まれた。

 

相手のGKがCBに出したパスを猛然と追った僕。

CBからボールを奪い、思いっきり倒れながら蹴ったシュート…

ゴール左上。

GKは一歩も動けなかった。

気がついたら、チームメイトが駆け寄ってきていた。

まぐれなのだろうが、自然に身体が動いていた。

そんな時が皆さんありませんか?

試合は3−0の勝利。

 

その日は…ちょっと気分が良かった。